こんにちは、株式会社ビズジーン編集部です。
今日は「MCIスクリーニング検査とApoe遺伝子検査」についてお話したいと思います。
皆さまは、
・「最近もの忘れが増えた気がする…」
・「親や家族の認知症リスクが気になる」
・「認知症の検査を受けてみたいけど、意味があるのか不安」
こんなお悩みをお持ちではありませんか?
アルツハイマー型認知症の早期発見方法として知られているMCIスクリーニング検査ですが、最近、インターネットやSNSを見ていると、「MCIスクリーニング検査は意味ない」といった意見を目にすることがあります。
しかし実際には、検査そのものが「無意味」というわけではありません。大切なのは検査の特徴や限界を理解し、自分に合った方法で活用することです。
本記事では、MCIスクリーニング検査の正しい理解とともに、将来の認知症リスクを調べる手段として同じく注目されているAPOE遺伝子検査キットとの違いについても解説します。
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MCIスクリーニング検査とは何か
ここでは、軽度認知障害であるMCIを概説した後、MCIスクリーニング検査の目的や、その意義について説明していきます。
MCI(軽度認知障害)とは
MCIとは「軽度認知障害」の略で、健常と認知症の中間段階を指します。
日常生活は送れるものの、記憶や判断力にわずかな低下が見られる状態です。適切な介入を行えば、進行を遅らせたり改善できる可能性もあります。
MCIスクリーニング検査の目的
この検査は、血液検査によってまだ認知症と診断される前の段階でリスクを察知し、生活改善や医師の診断につなげることを目的としています。
【注意点】「MCIスクリーニング検査は意味ない」と言う前に
MCIスクリーニング検査は、1,000人以上のコホート研究に基づく、MCIと相関のある血中バイオマーカーを測定する検査です。自由診療(保険外)ではあるものの、全国の多くの医療機関で採用されています。
一方で、その内容を十分に理解しないまま試験を受けてしまうと、誤解が生じてしまったり、検査結果を十分に活かせなかったりすることも考えられます。そのため、「MCIスクリーニング検査は意味ない」という前に、しっかりMCIスクリーニング検査の特徴等を把握することをお勧めします。
確定診断にはならないことを知っておこう
MCIになる「リスクの高さ」を評価するスクリーニング(ふるい分け)検査です。
検査結果でリスクが高いと判定されても、必ずMCIを発症するわけではありません。逆に、リスクが低いと判定されても、絶対に安心というわけでもありません。
MCIスクリーニング検査単独でMCIもしくは認知症の確定診断とはならない事はしっかりと確認しておく必要があります。
検査結果を今後の生活習慣改善につなげよう
MCIスクリーニング検査の重要な点は、病気の有無を診断することではなく、将来のリスクを「自分ごと」として捉え、生活を見直す「きっかけ」を得る点にあります。
検査結果を機に、食生活や運動習慣の改善、知的活動への挑戦といった、認知症予防に繋がる具体的な行動を起こすことが重要です。
早期発見が効果的な新薬も登場しており、リスクを把握することは将来の治療選択肢に備える意味も持ちます。つまり、結果を単なる不安材料とせず、より健康な未来に向けた「道しるべ」として活かす視点が大切です。
遺伝的なリスクを知るには違う検査(APOE遺伝子検査)が必要です
アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドベータに関連するタンパク質などを血液で調べ、「現時点での」MCIやアルツハイマー病の発症リスク(病理的な状態)を評価するものです。
MCIスクリーニング検査が「現在の体の状態」を評価するのに対し、「生まれ持った体質的なリスク」である遺伝的なリスクを知るためには、APOE遺伝子検査が必要です。
APOE遺伝子にはε2, ε3, ε4の3つのタイプがあり、中でも「ε4」を持つ人は、持たない人と比べてアルツハイマー病を発症する生涯にわたる遺伝的なリスクが高いことが分かっています。
MCIスクリーニング検査とAPOE遺伝子検査、いずれも認知症のリスクを知る上で重要な試験ですが、それぞれが異なる目的で行われる検査ですので、その目的を十分把握しないまま受けると、「自分が本当に知りたかった情報が得られなかった」と後悔してしまうことも考えられます。
MCIスクリーニング検査とAPOE遺伝子検査の違いについてもっと知りたいという方はこちらの記事をどうぞ。
参考記事: APOE遺伝子検査とMCIスクリーニング検査の違いを徹底比較〜認知症予防の新たな選択肢〜
APOE遺伝子検査の特徴
ここでは、アルツハイマー型認知症のリスク検査として知られるAPOE遺伝子検査について解説します。
APOE遺伝子検査は、あなたの遺伝子のタイプを調べることで、一生に一度だけの検査で、生涯にわたってアルツハイマー型認知症になりやすいかを知るための遺伝的検査です。
その特徴としては、
- 一度の検査で十分(遺伝子は変化しないため)
- 将来のアルツハイマー型認知症の発症リスク傾向がわかる。
- 病院に行かず自宅で検査も可能
といったものが挙げられます。この簡単な検査で、生涯にわたる遺伝的なリスクを調べることが可能です。
参考記事: 【よくある質問】ApoE遺伝子検査キットの費用は?どこで買える?保険適用などの疑問を薬剤師が解説!
まとめ:MCIスクリーニング検査を正しく理解し、APOE遺伝子検査と組み合わせよう
「MCIスクリーニング検査は意味ない」という意見は、検査の限界を誤解したものです。実際には早期発見や生活改善のきっかけとして有効であり、決して無意味ではありません。
さらに、将来のリスクを知る手段としてAPOE遺伝子検査キットを組み合わせれば、より総合的に自分と家族の健康を守ることができます。
株式会社ビズジーンが開発した「APOE認知症リスク遺伝子検査キット」は、自宅で簡単にAPOE遺伝子検査を受けられる製品です。
ビズジーンのAPOE遺伝子検査キットは、この最初のステップである「知る」を、手軽で確実な方法で実現します。一生に一度、16,500円という手頃な価格で、自宅にいながら自分の遺伝的リスクを把握できるこの機会を、ぜひ活用してください。
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認知症は、適切な知識と早期からの対策により、そのリスクを大幅に軽減できる可能性があります。あなたとご家族の明るい未来のために、今日から認知症予防の第一歩を踏み出しませんか?