デーデルライン桿菌とは?【減る原因、増やし方も薬剤師が解説】

こんにちは、ビズジーン編集部です。

今日は女性の内なる健康の味方「デーデルライン桿菌」について、わかりやすく解説したいと思います。

「最近デリケートゾーンのにおいやかゆみが気になる…」
「膣カンジダや膣炎を繰り返していて不安…」
「将来の体の変化に備えて、膣内環境を整えたい!」

そんな女性の皆さんに向けて、
デーデルライン桿菌の役割・減る原因・自然に増やす方法を中心にお伝えします。

また、最後には自宅で簡単にデーデルライン桿菌(ラクトバチルス菌)の状態をチェックできる
話題の検査キット「フェムテスト」についてもご紹介します。

女性の健康と美しさを守る第一歩として、ぜひ最後までご覧ください!

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女性の健康を守るうえで、意外と知られていない存在が「デーデルライン桿菌(かんきん)」です。

デーデルライン桿菌とは、膣の中に自然に存在する善玉菌の一種で、膣内フローラ(細菌叢)を健全に保つ主役ともいえる存在です。 この名称は発見者であるドイツの産科医のアルベルト・デーデルラインにちなんで付けられたものです。

デーデルライン桿菌の正体は、実はラクトバチルス属の乳酸菌群です。デーデルライン桿菌は乳酸を産生することによって膣内を弱酸性(pH3.8~4.5)に保ち、有害な菌やウイルスの侵入・増殖を防いでいます。

腸内フローラと同じく、膣内にもさまざまな細菌が共存しており、これを「膣内フローラ」と呼びます。健康な状態ではデーデルライン桿菌が優位に存在しており、雑菌の侵入をブロックしています。

しかし、このバランスが崩れると悪玉菌が増え、感染症や不快な症状が起こりやすくなります。

膣内環境は通常、デーデルライン桿菌(乳酸桿菌)が優勢な状態で保たれています。この善玉菌が減少すると、膣内のpH値が上昇し、微生物バランスが崩れることで様々な症状や疾患が引き起こされます。

膣カンジダ症

「カンジダ」と呼ばれる真菌(カビの一種)が過剰に増殖することで起こる感染症です。

主な症状としては、強いかゆみや、白くポロポロとしたおりものがみられることがあります。再発しやすいのも特徴です。

細菌性膣炎

ガードネレラ菌などの悪玉菌が増えることによって引き起こされる炎症です。

特徴的なのは、においの強い灰色がかったおりもの。腟内細菌叢のバランスの崩れによって起こる疾患であり、性交後に症状が悪化することもあります。

においやかゆみなどの不快感

外陰部のかゆみやヒリヒリとした痛み、不快なにおいなどが生じることも。

こうした症状が続くと、下着の着用がつらくなったり、人との接触を避けたくなったりと、心身のストレスにもつながりかねません。

膣内環境を健康に保つうえで欠かせないデーデルライン桿菌。しかし、その数が減ってしまう背景には、日常生活の中に潜むさまざまな要因が関係しています。

抗生物質の使用

風邪や感染症などの治療で使われる抗生物質は、悪い菌だけでなく、善玉菌であるデーデルライン桿菌までも殺菌してしまうことがあります。

その結果、膣内の菌バランスが崩れ、トラブルの原因になりやすくなるのです。

ホルモンバランスの乱れ(生理・妊娠・更年期など)

エストロゲンという女性ホルモンは、膣内の粘膜や菌の生育環境に大きく関わっています。

このホルモンが低下すると、膣内が乾燥しやすくなり、デーデルライン桿菌が棲みにくい状態に。生理周期の変動、妊娠、更年期などが影響を及ぼすことがあります。

ストレスや生活習慣の影響

睡眠不足や乱れた食生活、慢性的なストレスは、免疫機能の低下を引き起こします。免疫力が落ちると、膣内環境を健やかに保つ力も弱まり、悪玉菌が優勢になりやすくなります。

デリケートゾーンの過度な洗浄

清潔に保とうとするあまり、強い洗浄剤でゴシゴシ洗ったり、洗いすぎたりすると、必要な常在菌まで洗い流してしまいます。その結果、膣内の自浄作用が損なわれ、逆にトラブルが起こりやすくなってしまうのです。

では、いったん減ってしまったデーデルライン桿菌を、どのようにして元のバランスに戻せばよいのでしょうか?

日々の生活に少し工夫を取り入れることで、膣内フローラを健やかに整えるサポートが可能です。

食生活で腸内環境を整える

腸内環境が整うことで、間接的に膣内環境にも良い影響を与えることが期待されています。

ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品、さらには野菜や海藻などに含まれる食物繊維を積極的に取り入れましょう。

デリケートゾーンケアの見直し

膣内は自浄作用をもつ繊細な部位。過剰な洗浄や刺激は、そのバランスを乱す原因になります。

低刺激でpHバランスに配慮されたデリケートゾーン専用ソープを使用し、優しく洗うことが大切です。

また、通気性の良い綿素材の下着を選ぶ、締めつけの強い服装を避けるといった工夫も、健やかな環境づくりに役立ちます。

プロバイオティクスやサプリの活用

最近では、ラクトバチルス属(乳酸菌の一種)を含むサプリメントや、腟内に直接使用できるプロバイオティクス製品が注目されています。

これらは、膣内フローラのバランスを整えるサポートアイテムとして、予防やケアの選択肢のひとつとなり得ます。信頼できるメーカーの製品を選ぶことがポイントです。

どれだけ日々のケアに気を配っていても、「今の自分の状態を知らないまま」では、的確な対策をとるのは難しいものです。まずは自分の膣内環境がどうなっているのかを知ることが、フェムケアの第一歩になります。

ラクトバチルス検査とは?何がわかる?

ラクトバチルス検査では、膣内に存在する菌の種類やバランス、善玉菌であるラクトバチルスの割合を“見える化”できます。

近年では、産婦人科に行かなくても、自宅で手軽にチェックできる簡易キットも登場し、注目を集めています。

「フェムテスト」は、自宅で膣内フローラの状態を調べることができる検査キットです。

ラクトバチルス菌の割合を調べることで、感染リスクや将来的なトラブルの予兆も把握できる点が大きな特長です。

検査の流れとポイント

  1. キットに同封された専用綿棒で、膣内をやさしくぬぐいます
  2. そのまま検体を専用封筒に入れて返送
  3. 約3週間後、WEBまたは郵送で結果を確認

痛みや負担もなく、手軽に自宅で行えるため、受診の前の予備チェックとしてもおすすめです。

検査結果をどう活かす? 健康管理へのつなげ方

検査で得た情報をもとに、生活習慣の見直しや、プロバイオティクスサプリの導入といった具体的な対策を行うことができます。

とくに、繰り返す膣トラブルに悩んでいる方や、将来的に妊娠を考えている方にとっては、自分の身体を知る大切な手がかりとなるでしょう。

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膣内フローラは、私たちが思っている以上に繊細で、日々の生活習慣やホルモンバランス、ストレスなどの影響を大きく受けています。


デーデルライン桿菌が減少すると、膣カンジダ症や細菌性膣炎などのトラブルが起こりやすくなり、日常生活にも支障をきたすことがあります。

だからこそ大切なのは、「自分の状態を知ること」。
食生活やデリケートゾーンケアの見直し、そして必要に応じてプロバイオティクスやサプリの活用を取り入れることで、膣内環境を整えるサポートができます。

さらに、「フェムテスト」のような自宅検査キットを活用すれば、医療機関に行かなくても、自分の膣内フローラの状態を確認でき、今後のケアに役立てることができます。

自分の身体と、もっと自然に向き合うこと。
それは決して特別なことではなく、未来の自分のためにできる、ささやかで大切なセルフケアのひとつです。

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