口臭チェッカーが0なのに臭い？その理由と科学的な解決策！【薬剤師が解説】

こんにちは、ビズジーンマガジン編集部です。

「口臭が気になるからチェックしてみたけど、口臭チェッカーの数値は『0』だった…でも、まだ臭う気がする。」

こんな経験はありませんか？

口臭チェッカーを使って「問題なし」と判定されたのに、なぜか口臭があるように感じる。この問題は意外と多くの人が抱えており、不安に思う原因の一つでもあります。

では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか？

本記事では、その原因を徹底解説し、より正確に口臭の原因をセルフチェックする方法として「歯周病・口臭リスク検査キット（PCR検査）」を紹介します。

口臭の原因を正しく知って適切な対応策を！

✅「自分の口臭が気になるけど、どうすればいい？」
✅「口臭チェッカーを使ってもよくわからない…」
✅「口臭対策をしているのに効果が感じられない…」

口臭はデリケートな問題で、他人に相談しにくい悩みの一つです。特に「自分では臭いがわからない」ことが多く、口臭チェッカーなどの機器に頼る人も多いですが、その結果が正確でないと、余計に不安になってしまうこともあります。

ここで大切なのは、口臭の「本当の原因」を知ることです。

一般的な口臭チェッカー（市販されている簡易チェッカ―を想定しています。）は、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物（VSC）などを検出して、数値化する仕組みです。

外出先でも手軽に測定出来て、何度も使える事から、面談の機会が多いビジネスマンを中心に利用されている印象です。

✅ 手軽に測定できる（息を吹きかけるだけ）
✅ 数値化されるため、目安としては便利
✅ 継続的なセルフチェックが可能

❌ 測定結果にバラつきがある（吹きかける角度や強さで変化）
❌ 「なぜ臭うのか？」がわからない

つまり、口臭チェッカーは「口臭の強さ」を測ることはできても、「口臭の原因」を特定することはできません。

口臭の原因は「病的口臭（主に歯周病が原因）」「生理的口臭（ストレス、寝起き等での口の渇きが原因）」「外因的口臭（匂いの強い食べ物、嗜好品が原因）」の3つに分かれます。

ここでは一番対策が必要な病的口臭について説明したいと思います。

口臭にはいくつかの種類がありますが、特に注意が必要なのが「病的口臭」です。これは、単なる生理的な口臭とは異なり、歯周病や虫歯などの口腔内の病気が原因で発生する強いニオイです。

口臭の主な原因菌の一つが、Pg菌（Porphyromonas gingivalis）です。この細菌は歯周病を引き起こす病原菌であり、口腔内で増殖すると強い悪臭を発生させます。

✅ Pg菌の特徴

このPg菌が増殖すると、腐ったタマネギや卵のような悪臭が発生し、これが口臭の原因となります。

その他にも

✅ 歯ぐきから出血しやすくなる → Pg菌は血液を栄養源に増殖する
✅ 歯周ポケットが深くなる → 酸素が届かなくなり、悪臭を発生する細菌が増える
✅ 膿が出るようになる → 口の中に強い悪臭が広がる

歯周病が悪化すると、より強い口臭が発生しやすくなるだけでなく、歯を失う原因となったり、全身への影響が出てしまう危険性があります。

そのため、より厳密に歯周病による口臭を評価したい方は「歯周病・口臭リスク検査キット（PCR検査）」によるセルフチェックがおすすめです。

ビズジーンの歯周病・口臭リスク検査キット（PCR検査）は、口腔内の細菌をDNAレベルで分析し、口臭や歯周病の原因菌であるPg菌の割合を正確に測定する方法です。