アルコール体質遺伝子検査を用いた健康経営への3ステップ(適正飲酒と健康経営)

健康経営とは、従業員等の健康管理や健康増進の取り組みを「投資」と捉え、経営的な視点で考えて、戦略的に実行する新たな経営手法です。少子化問題、企業の人手不足などが深刻となる中で非常に注目を集める分野でもあります。

しかし、
・「健康経営」といっても実際に何から始めたらよいかわからない
・ 効果的な健康セミナーを開催できない
 という悩みもよく聞きます。

そこで、当社がアルコール体質検査キットのメーカーとしてアルコール関連問題に対して向き合う中でわかってきた、アルコール体質遺伝子検査を用いた健康経営への3ステップについて共有したいと思います。

健康経営の推進を担当している、人事・労務・経営者の方は是非最後まで見ていただければと思います

当社のアルコール体質検査商品はこちら
アルコール分解型判定キット(遺伝子検査)

STEP1: まずは自分が飲めるのか飲めないタイプなのかを科学的に検査して知る

STEP1として、まずはアルコールに対する自身の適性を身をもって知ることが大事です。

アルコール関連の健康問題を考える上で、
「お酒に対する強さ、依存症などの疾患リスクは遺伝子で決まっている」 と知るのは重要です。

そして、できれば、自分自身でアルコールの体質検査を行っていただき、その経験で得た知識や感想を皆さんに共有いただく方が説得力がグッと増すと思います。

アルコール分解型遺伝子検査では、アルコールの代謝に関わる2つの遺伝子(ADH1B、ALDH2)をチェックする事で、自身がお酒に強いのか弱いのか、そして、どのような疾患リスクがあるのかを把握する事ができます。

そして、ビズジーン社のアルコール分解型遺伝子検査は、検査結果をWebレポートでお返し。お客様から、読み応えがある充実の内容と好評をいただいています。

>>関連記事:ビズジーンのアルコール感受性遺伝子検査が選ばれる理由

STEP2:体験型セミナーなどを通じ、アルコール関連問題啓発に向けた取り組みをする(健康経営セミナー・地域の健康づくり)

a group of people in a room with a projector screen

STEP2は、「体験型セミナーなどを通じ、アルコール関連問題啓発に向けた取り組みをする」ことです。体験を通じて得た自らの知識を、周りの方に知ってもらう活動です。

ここでも重要なのは体験型であることです。いわゆる統計情報や事例の説明だけでは、どうしても啓発の効果は薄くなってしまいます。

体験型セミナーの例
・例1:VRで飲酒運転を疑似体験する動画(福岡県警:リンク)を用いた説明。
・例2:アルコールパッチテストやアルコール遺伝子検査を用いたセミナー開催

このように、聞いた人が自分ごととして情報を取り入れられる仕組みづくりをする事が大事です。

体験型セミナーの例2で示した、アルコールパッチテストやアルコール遺伝子検査の特徴ですが、アルコールパッチテストではお酒の強さの目安がわかり、遺伝子検査ではお酒の強さと疾患リスクが正確にわかるというそれぞれの特徴があります。

詳しい内容は以下の関連記事をご覧ください。
>>関連記事:アルコールパッチテストとアルコール感受性遺伝子検査の違いを徹底比較しました

STEP3:お酒の飲み方の多様性を認め合う

drinks, alcohol, cocktails

STEP3は「お酒の飲み方の多様性を認め合う」ことです。

なかなか「アルコールの適正飲酒を心がけましょう」というだけでは、啓発の効果は薄いと思います。この啓発活動をいかに「明日からの行動」につなげていけるかが、アルコール関連問題啓発活動を行う上で最も重要な課題になっていくものと考えています。

これからのお酒との付き合い方としては、「お酒の飲み方の多様性を認め合う」ことが重要です。個人の体質やライフステージによってお酒との付き合いかたは様々です。

組織としても、お酒を飲めない人や*ソバーキュリアスの方を尊重したお店選びをしたり、アルコール体質検査の導入を進めるなど、身近な所から取り組めるところも多いです。
(*ソバーキュリアス:お酒を飲める人があえて飲まないこと、あるいは少量しか飲まないこと。)

多様性が叫ばれる現代、お酒の飲み方についても多様性を認めることが大事です。

本記事では、私なりのアルコール関連問題啓発への3ステップをお伝えしました。
一度皆さんもアルコールとの付き合い方を考えるきっかけにしてはいかがでしょうか。

本記事に関連する商品は
アルコール分解型判定キット(遺伝子検査)
ミルアル(残酒検査キット)

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マガジン担当者:尾形 勝弥(薬剤師・中小企業診断士・健康経営アドバイザー)
企業理念である「ミル・シル・カエル」のテーマのもと、皆さんがこのマガジンを見て新しい事を知って、日々の行動を変えるきっかけとなるような面白くてタメになる記事を書こうと奮闘しています。ビズジーン創業メンバーの一人。アルコール分解型遺伝子検査の結果は高活性型の「わく」でした。