こんにちは、ビズジーン編集部です。
今回は、「授乳中のお酒、何時間あけるべき?」という疑問を持つママに対して、エビデンスを挙げながら説明していきたいと思います。
授乳中のアルコール摂取は避ける方が好ましいのは前提として、お酒を飲んだ後にどれくらいの時間を空けてから授乳すべきかについては、SNS等含め、様々な意見が飛びかっており、正しい情報が得られていない状態だと思います。
この記事では、母乳アルコール代謝に関する知識と、各団体の見解、そして母乳中のアルコールを簡単に検査できる弊社の検査キットについてご紹介したいと思います。
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血中と母乳中のアルコール濃度はほぼ同じ
アルコールを摂取すると、血中アルコール濃度が上昇し、同じように母乳にもアルコールが移行します。その移行率は高く、血中濃度と母乳中のアルコール濃度はほぼ同じとされています。
母乳中アルコールのピーク時間と代謝について
通常、飲酒後30分〜60分で血中アルコール濃度はピークに達します。母乳への移行もこのタイミングが最も高いため、この時間帯での授乳は避けるべきです。
その後、時間の経過とともに少しずつ減少します。
代謝が終わるまでの時間には個人差があるものの、体重50kgの女性がビール1杯(アルコール5% 350ml)を飲んだ場合、2〜3時間程度で体内からほぼアルコールが消えると考えられています。
そのため、軽く1杯たしなむ程度のお酒であれば2~3時間を目途に母乳中にアルコールが含まれなくなる可能性が高いと考えられます。
飲酒後2時間・12時間・24時間空けるの意味とは?
では実際、「何時間あければ授乳しても安心なのか?」という疑問に対し、さまざまな意見が飛び交っています。
インターネット、SNSを見た結果 「2~3時間空ける」、「12時間空ける」、「24時間空ける」といった意見がありましたので、その根拠について調べてみました。
飲酒後2~3時間あければ母乳への影響が少ないと言われる根拠
平均的なアルコール代謝速度と母乳中アルコール濃度の低下から考えると、体重や体質、食事の有無、によって異なるものの「ビール1杯程度であれば2~3時間あければ母乳への影響はほとんどない」と考えられます。
また、日本産婦人科医会のホームページにおいても、授乳中の禁酒が望ましいとの前提のもと、「母体血中のアルコールは母乳に移行する。乳汁中アルコール濃度は飲酒後2時間が高いとされ、飲酒後2時間以上あけて授乳することが推奨されている。」と記載されています。
参考資料:日本産婦人科医会HP「妊娠中の飲酒について」
さらに、世界的な公衆衛生分野の政府機関であるアメリカ疾病対策予防センター(CDC, Centers for Disease Control and Prevention)において「アルコールは通常、1杯あたり約2~3時間母乳中に検出されます。母親が摂取するアルコールの量が多いほど、母乳中のアルコール検出時間は長くなります。例えば、1杯分のアルコールは約2~3時間母乳中に検出されます。2杯分のアルコールは約4~5時間、3杯分のアルコールは約6~8時間検出されます。」と記載があります。
参考資料:アメリカ疾病対策予防センター Breastfeeding special circumstances「Alcohol」
「飲酒後12時間あける」「飲酒後24時間あける」という根拠について
インターネット上でよく目にする「授乳まで12時間(半日)空けるべき」という情報。私が探した中で、明確なエビデンスは見当たりませんでした。
一つ考えられるのは、母乳バンクのドナー登録ガイドラインの内容が関連している可能性があります。
母乳バンクでは、提供される母乳の安全性を最優先するため、ドナー登録している女性に対する母乳の提供条件として、アルコール摂取から12時間以上あけるというルールを設けています。(参考:日本母乳バンク協会「ドナーになれる方」)
しかし、これは「一般家庭で授乳する場合」とはやや条件が異なります。実際、ドナー用の利用手引きにおいても「自分のお子さんに授乳する場合は、ビール350ml程度であれば、一般的に飲酒から3時間以上あいていれば問題ありません。」という記述があります。
参考資料:母乳バンクってなに?(ドナー用)
12時間、24時間という数字は、その辺りの情報が誤解されて広まっている可能性、または、十分に安心できる目安として、「半日、1日」といったキリの良い数字が口コミなどで広がった内容なのかなとも考えています。
これらの多くの情報が飛び交っている背景として、「母乳にアルコール含まれているか不安」といったママたちの声が多いことを反映しています。
そこで株式会社ビズジーンは「授乳育児中でも時には安心してお酒を楽しみたい。」というママの思いをもとに母乳アルコールチェッカー「ミルクリア」を開発しました。
母乳アルコールチェッカー「ミルクリア」について

「ミルクリア」は「授乳育児中でも時にはお酒を楽しみたい」というママの思いをもとに開発された商品です。
母乳育児中の不安やストレスに寄り添い、安心してより長く楽しい母乳育児を続けてもらうことを目的に開発されました。2024年4月の発売以来多くのママからの好評を得ています。
「ミルクリア」の3つの特長
- 簡単! 自宅で簡単にチェック可能!
- 便利! 使い切りタイプなので衛生的、持ち運びにも便利です。
- 高感度! 母乳中のアルコール濃度を0.02%から検出可能。
使用方法は簡単3ステップ
- 付属の綿棒をカップに採取した母乳に20秒ほど浸し、母乳を十分に染みこませます。
- 母乳を含ませた綿棒をテストパッドに10秒ほどしっかり押し当てます。
- 2分後にテストパッドの色をカラーチャートと比較します。
たったこれだけで、母乳中のアルコール濃度がわかります。
まとめ:ママたちのライフスタイルの多様化に対応し、安心の母乳ライフを
近年、女性のライフスタイルの多様化が進む中、育児期間中であっても仕事や社交の場での付き合いなど、様々な社会活動への参加機会が増えています。
そんな中、「母乳育児を続けながらも、可能な範囲でお酒の場を楽しみたい」というママたちの声に応えるのが「ミルクリア」です。
「ミルクリア」は、母乳育児中の不安やストレスを少しでも緩和するために開発されました。このツールを使うことで、より安心して母乳育児と社会生活の両立ができるようになります。
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マガジン担当者:尾形 勝弥(薬剤師・中小企業診断士・健康経営アドバイザー)
企業理念である「ミル・シル・カエル」のテーマのもと、皆さんがこのマガジンを見て新しい事を知って、日々の行動を変えるきっかけとなるような面白くてタメになる記事を書こうと奮闘しています。ビズジーン創業メンバーの一人。お問い合わせの際に「マガジンを見た」と記載いただけますと、マガジン担当として非常に光栄です!